ラグジュアリーライフ厳選 クラシック
見人に強烈なインパクトを与える
伝統の進歩の刺激的な再発見
伝統は、進歩を止めると伝統ではなくなる。ウィーン・フィルの王座は
まさにこの真理を旨に維持されてきた。柔らかく官能的でコクのある
響きと独特のリズム......主に奏法や楽器に根ざすこうした魅力は不
変だ。しかし彼らは、"固有の音"と"今"との融合を絶やさない。
近年楽員の国際化も顕著だが、それは当然、国籍に拘泥するよりも
実力向上を優先してのこと。ソリストも然り。俊才ラン・ランと親密な関
係を結び、彼は今年定期でも弾く。指揮にはエッシェンバッハが登場。
パリ管やフィラデルフィア管のシェフを務めた名匠も、初共演は04年、
定期初出演は08年と意外に遅い。エネルギッシュなマエストロと"固
有の音"の化学反応─それは刺激的な"ウィーン・フィル再発見"をもた
らすのでは。
【東京公演】サントリーホール 大ホール
【日程】10月13日(木) 19:00開演
